「クロ・ド・タール」に接するモレ・サン・ドニ側にある区画の特級ボンヌ・マール!
ブリュノ・クレール氏の祖父ジョセフ・クレール氏がマルサネに立ち上げた、ドメーヌ・クレール・ダユの情熱を引き継ぐワイナリー。現在、マルサネからペルナン・ヴェルジュレスまで、合計25ha、28アペラシオンの規模を持つ。28ものアペラシオンを南北に離れて所有すると、手薄になるものだが、どのアペラシオンも完璧に仕上げられている。本拠地マルサネから離れたペルナン・ヴェルジュレスやコルトン・シャルルマーニュの白ワインも、驚くべき洗練さとテロワールの正当性を表現している。
アペラシオンの上下を問わずどの銘柄もハズレがなく安心して愉しめると同時に、その風味と味わいにはハッとさせてくれる驚きも秘められているワインを生む、ブリュノ・クレール。ブルゴーニュのマイナーなテロワールのポテンシャルの高さを実感したい向きにはぜひともお勧めしたいドメーヌです。
「ボンヌ・マール グラン・クリュ」は、ブリュノ・クレールのボンヌ・マールは珍しいことに「クロ・ド・タール」に接するモレ・サン・ドニ側にある区画からつくられるもの。多くのボンヌ・マールがシャンボル産なのに対し、確かにそのテロワールの異なりを感じ取れるグラン・クリュ。
土壌は粘土混じりの泥灰土で、黒い果実の香りが華やかに広がり、タンニンは果実味の中にすっかり溶け込んだワインとなる。フィネスがあり、鷹揚な印象ながら、長期熟成のポテンシャルもすこぶる高い。
■テクニカル情報■
醸造・栽培 除梗の割合:100%、発酵(樽/タンク):木桶、発酵温度:30度、発酵期間:15日間、使用酵母:自生酵母、熟成(樽【新樽率】/タンク):50%、熟成期間:18ヶ月、マロラクティック発酵の有無:する、瓶詰め時のフィルターの有無:しない、所有面積:0.41ha、土壌:石灰質、ぶどう品種(セパージュ):Pinot Noir 100%、ぶどうの仕立て:シングル・ギュイヨ、平均樹齢:67年、33年、密植度:10000本/ha、平均年間生産量(本数):1700本、収穫量:38hl/ha、収穫方法:手摘み、農法:リュット・レゾネ
DOMAINE BRUNO CLAIR BONNES MARES GRAND CRU
ドメーヌ・ブリュノ・クレール ボンヌ・マール グラン・クリュ
生産地:フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ シャンボール・ミュジニー
原産地呼称:AOC. BONNES MARES
ぶどう品種:ピノ・ノワール 100%
味わい:赤ワイン 辛口 ミディアムボディ
VINOUS:(94-96) ポイント
(94-96) Drinking Window 2024 - 2045 From: La Lumiere Noire: 2019 Burgundy - Cote de Nuits (Dec 2020)
The 2019 Bonnes-Mares Grand Cru has a rich and generous bouquet with blueberry and black cherry aromas, the most extravagant of Bruno Clair’s wines this year. The palate is medium-bodied with fine grain tannins, very poised and focused with a mineral-driven finish that lingers in the mouth. Lovely strictness on the finish counterbalances the precocity on the nose. - By Neal Martin on October 2020